この度、東京藝術大学正木記念館において「日本画第一研究室研究発表展」を開催する運びとなりました。助成をいただいた藝大フレンズの皆様には、心より感謝申し上げます。
今年で第18回目となる本展覧会は、東京藝術大学大学院日本画第一研究室の修士課程二年生学生が主体となり企画、準備、広報など行い、今後作家活動をするにあたって必要な展示企画運営の経験を積む演習授業となっております。
また、大学の展示会場という空間の広さや幅広い世代の鑑賞者を見込める場を使っての展示運営、成果発表に対して、客観的且つ率直な意見や感想を得ることで、今後の活動への大きな糧となることが期待されます。
本展では正木記念館2階、書院造の和風展示空間を扱うことで、日本画という概念ができる以前の絵画様式を再考するとともに、作品とそれらを取り巻く空間との調和を考察する場を作ろうと考えています。
今年度は初の試みとして、各々の作品発表と同時に第一研究室所属の学生と教員総勢17名の作品を繋ぎ合わせた、11mに及ぶ巻子の展示を予定しております。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。