この度、藝大フレンズの皆様の助成により、下記の通り東京藝術大学大学院絵画研究科油画第五研究室の出身者による「交錯するもうひとつの場 --油画五研展-- 」を開催させていただく運びとなりました。藝大フレンズの皆さまには、心より感謝申し上げます。
本展覧会は、「保科豊巳退任記念展【萃点】SUI-TEN」に併せて、油画第五研究室(保科豊巳 研究室)の出身者のうち、映像を用いて制作活動をしている作家を中心とした作品展覧会として企画されました。
保科教授は1995年より東京藝術大学美術学部絵画科にて専任講師を勤め、その後同学科にて1997年より助教授(現 准教授)、2006年より教授として研究室を率いてきました。
保科教授の指導のもと、油画第五研究室では歴代の学生が個人の創作活動と合わせて学内外のアートプロジェクトや課外活動や研修旅行に積極的に参加し、より実践的に学生自身の作品と社会、地域、世界との関係を見出すことができるプログラムが行われました。学生にホワイトキューブから飛び出し"場"を意識した表現を思考し実践させる実験的なプロセスを踏ませる教育は油画第五研究室の特徴であり、その経験は現在活躍する多くの卒業生の糧となっています。
保科豊巳退任記念展と併せて、保科豊巳の教え子たちの活動の軌跡を是非ご覧いただきたく存じます。
まずは御礼かたがた御案内申し上げます。
藝大フレンズ会員の皆様のご来場を心よりお待ちしております。