日時:平成24年4月5日(木)-6月24日(日) 場所:大学美術館
開校以来120余年をかけて教育・研究を目的に収集されてきた東京芸術大学の所蔵品は、絵画、彫刻、工芸、歴代教員・学生による作品など多岐にわたり、その数は重要文化財22件を含む2万8500件にのぼります。本展では、芸大コレクションの中から、本学の歩みを跡づける名品を精選するとともに、ふたつの特集展示コーナーを設け、普段出品する機会の少ない作品や資料をご紹介いたします。
特集展示1「修復記念 《浄瑠璃寺吉祥天厨子絵》」では、3年にわたる修復を終えた重要文化財《浄瑠璃寺吉祥天厨子絵》を公開し、本学が所蔵する関連資料も併せて展示いたします。総合芸術アーカイブセンター企画による特集展示2「藝大の創成期と依嘱事業」では、本学の前身である東京美術学校と東京音楽学校がその草創期に行った「依嘱事業」に焦点を当て、様々なかたちで社会に貢献してきた活動の一端を作品や資料を通じてご紹介いたします。