この度は東京藝術大学オーボエ科へのご支援、誠にありがとうございました。
「東京藝術大学オーボエ科定期演奏会」は四半世紀以上、東京藝術大学オーボエ科学生が日頃の研鑽と研究の成果を披露する場としてと脈々と開催を継続している、いわゆる「伝統的」な演奏会です。1〜3年生、別科、院の学生混合のオーボエアンサンブル、学部4年生によるソロの演奏、そして演奏会の最後は出演者全員による大合奏・・という形式のようなものが確立してきている中、今回は敢えて「例年とは一味違うものを!」をスローガンに掲げました。
オーボエアンサンブル用に編曲し演奏した、"M.ラヴェル/『クープランの墓』より"、"W.ペッテション=ベリエル/フレースエーの花々より"、"G.プッチーニ/歌劇『ラ・ボエーム』より"ではオーボエ、オーボエダモーレ、イングリッシュホルン、バスオーボエ等のオーボエ属にファゴットを一本加えて音色をまろやかにしてみる試みを、学部4年ステージではオーボエとピアノの編成で"R.シューマン/アダージョとアレグロ"、"P.ハース/オーボエとピアノのための組曲"を、オーボエ、ファゴット、ピアノの編成で"F.プーランク/オーボエとファゴット、ピアノのための三重奏曲"をお届けいたしました。
それに加え、准教授である吉井瑞穂先生をお迎えしてオーボエ属アンサンブルによる「ガブリエルのオーボエ」の演奏、そして最後に演奏した全体合奏「イーゴリ公」ではオーボエ、オーボエ・ダモーレ、イングリッシュホルン、バスオーボエ、ヘッケルホーンのオーボエ属にファゴット、打楽器に加わってもらう編成とし、バラエティに富んだ内容となるよう心がけました。
終演後に行ったアンケートによると、「ダブルリード特有の温かい音色を聞くことが出来て良かった」、「圧巻の演奏だった」、「大人数のアンサンブルからソロまで幅広い演奏形式だったので、最初から最後までとても魅力的な演奏会で、聴くことができよかった」等のお言葉を頂戴することが出来ました。
また、この演奏会を通して今後の音楽活動に活かせる経験を得ることが出来ました。これから先の開催に向けて、いっそう精進して参ります。
なお、次回演奏会は2025年2月17日 夕〜夜公演、会場は渋谷区文化総合センター大和田
6階 伝承ホールを予定しております。(*変更の可能性あり 最新情報は東京藝術大学オーボエ科公式サイト:https://tokyogeidai-oboeconcert.amebaownd.com/)をご覧ください。
改めまして、藝大フレンズの皆様をはじめ、ご来場いただきました全ての方へ心より感謝を申し上げます。
今後とも東京藝術大学オーボエ科をなにとぞよろしくお願いいたします。
東京藝術大学オーボエ科 一同