この度、「壁画教員22人展」を2023年1月5日から1月18日の期間におきまして、東京藝術大学大学美術館にて無事開催、終了する事が出来ました。ここに藝大フレンズ会員の皆様の温かいご理解とご助成を心より感謝し、ご報告申し上げます。
展覧会期間中の総入場者数は3587名を数え、お陰様で当初の予想を超える反響を得る事が出来ました。本当にありがとうございました。
壁画芸術は、展覧会やマスコミに取り上げられる機会が少ない上、美術関係者においても専門家が少ない部門といえます。そのような我が国の美術教育環境において1959年に東京藝術大学美術学部絵画科に設立された壁画研究室は64年の歴史を持ち、毎年実技を伴う壁画教育を実践している唯一の研究室です。
本展示では、教育研究活動に携わってきた22人の教員達の幅広い表現を展示し、フレスコ画、モザイク、ステンドグラスの技法に合わせ、壁画研究を総合的視野から実践してきた専門的知識による作品発表を行いました。大学の社会教育の観点からも貴重な展示となり広く社会壁画芸術を紹介する機会をいただけた事、感謝いたします。展覧会期中1月11日には芸大フレンズ会員様に向けた、美術館ガイドツアーも行なわれました。こちらも同時開催された、工藤晴也退任記念展と壁画研究室研究発表も合わせ、広く壁画芸術の魅力をお伝えする機会となりました。ありがとうございました。
東京藝術大学 美術学部絵画科(油画) 壁画第2研究室