この度、藝大フレンズの皆さまのご寄附により、東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻青木淳研究室では、2022年11月19日から27日の期間、テンポラリーなリノベーションとしての展覧会「HAPPY TURN」を有楽町にて開催致しました。ご支援いただいた藝大フレンズ会員の皆さまには心より感謝申し上げます。
本展覧会は2020年12月、東京藝術大学正木記念館にて開催した「シン・マサキキネンカン」展において提示した「展覧会とはテンポラリーなリノベーションである」という考え方を踏襲し、その可能性を有楽町において試みるものです。
この展覧会において、始めに訪れた新有楽町ビル地下一階の旧理容室、 目的地である有楽町ビルR階のエレベーターホール、その間に散在するオブジェクトや指示は、通過点に過ぎません。 それらの間に存在する時間や活動が前景化されるこ とで、普段は主観によって焦点を合わせている表層の空間の奥にも存在する時間・空間を顕在化させることこそを、本展覧会 "HAPPY TURN" の主題としました。
展覧会の期間を通して、会場全体を記録したもの、また会期中に修正を加えたハンドアウトの記録を後日、本展覧会の全体像が把握可能な作品として製作します。一般には来場者のみに公開を予定しておりますが、助成いただいた藝大フレンズの皆さまには、全員に公開させて頂くことで、感謝の意に返させて頂ければと存じます。
東京藝術大学 大学院美術研究科
建築専攻 青木淳研究室
【開催概要】
実施期間:2022.11.19(土)〜2022.11.27(日) 12:00〜19:00
会 場:東京都千代田区有楽町1丁目12-1新有楽町ビルB1F 旧理容室
アクセス:JR有楽町駅 西口 徒歩3分 ・東京メトロ日比谷線 日比谷駅A2出口 徒歩3分
入 場 料 :無料
主 催:東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻 青木淳研究室
修士一年 月ヶ瀬 かれん・仲野 耕介・見崎 翔栄
担当教員:青木淳(教授)・笹田侑志(教育研究助手)
協 力:有楽町アートアーバニズムYAU
助 成:藝大フレンズ賛助金
※報告写真撮影:平井志直