このたびは、彫刻科教員と修士以上の学生による有志展、第3回「彫刻と家」展を藝大フレンズ会員の皆さまのご支援により無事に開催することができました。
会員の皆さまをはじめ、多くの皆さまにご来場いただき心より感謝申し上げます。
藝大にも近く、彫刻科との関わりも深い上野桜木に位置する旧平櫛田中邸を会場に展覧会を実施できることは、学生にとっても自信の足もとを見つめ直し自覚を持って研究成果を発表できる貴重な機会であると改めて感じております。また、展覧会会期中の作品解説日には会員の皆さまからのご感想を直接お伺いできたことで、歴史と伝統を継承し、新たな表現へと繋げていくという課題や、展覧会を通してのコミュニケーションについての考えを深めるきっかけとさせていただくことができました。
3回目となる今回の展示においては、皆さまのご支援により広報活動をより広く行うことができたことで、地域の小中学校や住民の方にも多くご観覧いただき、過去最高の来場者数を記録することができました。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
東京藝術大学美術学部彫刻研究室
准教授 大竹利絵子