2022年7月30日東京藝術大学奏楽堂にて、藝大フレンズのご協力のもと、東京藝術大学音楽学部邦楽科、演奏芸術センターによる『和楽の美「源氏物語」〜葵上・賢木の巻』を開催いたしました。
今回の『「源氏物語」〜葵上・賢木の巻』公演は、源氏物語の中から「葵上・賢木の巻」を取り上げた創作舞台を制作し、新しい映像技術・舞台美術による様々な模様の紗幕が舞台を彩る中、邦楽演奏には、味見純(長唄)、柴田靖代(長唄三味線)、萩岡松韻(箏曲山田流)、上條妙子(箏曲生田流)、藤原道山(尺八都山流)、藤波重彦(能楽観世流シテ方)、水上優(能楽宝生流シテ方)、露木雅弥(日本舞踊)、盧慶順(邦楽囃子)雅楽など、第一線で活躍する実演家による演奏、また、特別出演として中村雀右衛門丈をお迎えし、「紫式部」を語り部・箏の演奏・舞で演じていただき、日本の美を追求した究極の舞台となりました。
コロナ禍での開催ではございましたが、藝大フレンズ会員の皆様をはじめ、多くの方々にご来場いただけましたことはとても嬉しく、昨年に引き続き藝大フレンズ助成金をいただき、好評のうちに終えることができましたこと、心より感謝いたしております。関係者一同厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
東京藝術大学音楽学部邦楽科一同