特集展示 テーマ編3 現代作家の若き日の自画像 事業報告
会期: 第1期:平成29年7月11日(火)― 8月6日(日)
第2期:平成29年8月11日(金)― 9月10日(日)
会場: 東京藝術大学大学美術館 本館展示室4
大学美術館では、2,9000件にのぼる藝大コレクションを広く展観する機会として、毎年コレクション展を開催しております。本年は創立130周年記念にふさわしく、例年よりも展示スペースを広くとり、名品編のほかに、6章からなるテーマ編、2章からなるアーカイブ編と、様々なセクションを設けました。すでに知られた名品ばかりでなく、これまで日の目をみることのなかった作品にもスポットを当てることにより、皆様に本コレクションの豊かさをご紹介できたのではないかと考えております。
このたび賜りましたご支援は、テーマ編の一つである「現代作家の若き日の自画像」の展示施工費にあてさせていただきました。1950年代から80年代に生まれ、現代アートの世界で目覚ましい活躍を見せる30名の卒業生が、美術学部を卒業する際に残していった自画像。村上隆、山口晃、松井冬子など国内外で人気を誇る作家たちが、ほぼ無名の頃に描いたものです。今回、これらの多くが初めて展覧会場に展示されるにあたり、それぞれに適した展示台を用意するなど施工上の工夫が必要となりましたが、温かいご支援により、最適な展示方法を模索、実施することができました。
心より御礼申し上げます。