2016年9月28日〜10月10日に東京藝術大学大学美術館陳列館にて、藝大フレンズのご協力のもと、東京藝術大学美術学部彫刻科主催による展覧会「彫刻--気概と意外」を開催いたしました。本展は東京藝術大学美術学部彫刻科教員が自ら企画し、制作者の立場から彫刻の可能性と力を社会に発信し続けている展覧会の第9回目です。
本展は美術手帖2016年10月号の「ART NAVI」やアートニュースサイト「bitecho」の記事掲載もあり、開催前から注目を集め、短い期間ながら多くの集客を動員することができました。
最終日のアーティストトークには100人を超える多くの来場者が訪れました。出品者への質問や直接来場者と出品者が対話をする機会を設け、多くの反応を直接得ることとなりました。
大学にある美術館陳列館で展示をするということで、教育機関にも積極的に宣伝を行いました。学内だけでなく、多くの学生や他大学教員も来場し、教育的な立場から発信する本展覧会の在り方に対しての価値を改めて実感しました。
人材育成を目的とした本企画は作家を目指す若手研究者にとっての貴重な発表の場となりました。また、そこに携わり企画・運営を積極的にサポートした学生にとっても、現場で培うことができる貴重な経験を得られる有意義な機会となりました。
また、本展覧会をまとめた図録を作成し、記録として残し今後の教育研究資料としたいと思います。
藝大フレンズ会員の皆様をはじめ、多くの方々にご来場いただけましたことはとても嬉しく、昨年に引き続き藝大フレンズ助成金をいただきましたことで、「挑戦」ともいうべきこの公演を好評で終えることができ、とても感謝いたしております。関係者一同厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
展覧会名:「彫刻―気概と意外」 "sculpture-Anachronism and Flash"
開催日程:平成28年9月28日(水)〜平成28年10月10日(月)
開館時間:10:00〜17:00
会 場:東京藝術大学大学美術館陳列館および周辺
主 催:東京藝術大学美術学部彫刻科
出品作家:池島康輔、井田大介、伊東敏光、井原宏蕗、
大竹利絵子、今野健太、高見直宏、原真一