東京藝術大学・海上自衛隊東京音楽隊合同演奏会
〜東日本大震災復興に寄せて〜
2016年2月14日(日)、東京藝術大学音楽学部と海上自衛隊東京音楽隊の共同主催による「東京藝術大学・海上自衛隊東京音楽隊合同演奏会〜東日本大震災復興に寄せて〜」を、奏楽堂にて開催いたしました。
前半は、手塚裕之隊長の指揮による海上自衛隊東京音楽隊の演奏から始まり、三宅由佳莉3等海曹のソプラノ独唱と吹奏楽の「祈り〜a prayer」をはじめ、「吹奏楽のための『群青』」等が、隊員の司会進行を交えながら披露されました。
山本正治教授の指揮による後半の藝大ウィンドオーケストラステージは、「陽はまた昇る」「フェスティバル・ヴァリエーションズ」に加え、「バグパイプ・ファンタジー」では客席後部からバグパイプとスネアドラムが登場する演出が行われ、会場を沸かせました。
東京藝大管打楽科と福島県伊達市の小・中学生は、2012年より「吹奏楽きらめき事業」を通して音楽の交流を続けています。今回の演奏会には、その「吹奏楽きらめき事業」に参加し学んだ伊達市の高校生も3名、最後の合同演奏で同じステージに立ち、「アルメニアン・ダンス パート1」等を共に演奏しました。
東京音楽隊と藝大ウィンドオケ、双方のメンバーと伊達市の高校生が一つの舞台上で共に奏でた音楽の、その迫力のある音色は会場に足を運んでくださった約1000名ものお客様の心に強く印象を残したことと思います。
今回の演奏会の開催にあたりまして、多くの方々のご理解ご協力を賜りました。そして何より、常日頃より温かいお力添えをいただいております藝大フレンズ会員の皆様のおかげさまを持ちまして、本演奏会を成功させることができました。当日ご来場いただきました会員様、また、わざわざ当日お並びいただいて整理券をお求めいただいた会員様も含めまして、心より御礼申し上げます。